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  • 【Episode 2】Apple II版「Moebius」― 40年前の箱と、未開封のハチマキ

    今回は、保管していたApple IIソフトの中から、Origin Systemsの「Moebius: The Orb of Celestial Harmony」を紹介します。

    1985年に発売された作品で、パッケージには「BY GREG MALONE」、そして「from the creators of the Ultima series」の文字。

    Ultimaシリーズとはまた違った、東洋的な雰囲気が強烈な一本です。

    まずはパッケージ正面。

    骸骨、竹、山水画のような風景、そして「THE ORB OF CELESTIAL HARMONY」の文字。

    今見てもかなり独特なデザインです。

    右下には赤い楕円で、

    Apple II
    64K Required

    と書かれています。

    箱を横から見てみる

    箱は長期間保管されていたものなので、当然ながら多少のスレや傷みはあります。

    それでも約40年前の紙箱として考えると、印刷の発色もかなり残っています。

    側面には大きく「MOEBIUS」のロゴとOrigin Systemsのロゴ。

    A STRATEGY ROLE-PLAYING GAME
    BY GREG MALONE.
    の文字

    角などには経年による傷みが見られます。

    新品のような状態ではありませんが、箱そのものがきちんと残っているのは嬉しいところです。

    そして、この面には本来の内容物が記載されています。

    GAME DISK / BOOK OF LORE / HEADBAND / POSTER / REFERENCE CARD

    ゲームディスクだけではなく、冊子、ポスター、リファレンスカード、さらにHEADBAND(ハチマキ)まで付属していたことが分かります。

    こういう付属品の多さも、当時のパッケージゲームの面白いところです。

    「The Book of Moebius」とリファレンスカード

    こちらが「The Book of Moebius」とApple II版のPlayer Reference Card。

    リファレンスカードには移動や戦闘、剣術、空手などの操作方法がまとめられています。

    下部には、

    ©1985 Origin Systems, Inc.

    の表記も確認できます。

    40年前のマニュアルを開いてみる

    マニュアルを開くと、ゲーム開始方法やコマンドなどが細かく説明されています。

    今のゲームならチュートリアルで説明されるような内容を、紙のマニュアルを読みながら覚えていく時代。

    こうした冊子自体も、今となってはゲームの一部という感じがします。

    内部にはイラストもかなり使われています。

    東洋をモチーフにした独特な世界観で、単なる操作説明書というより、読み物として作られている印象です。

    そして残っていた「ハチマキ」


    今回、個人的に一番面白かったのがこれです。

    箱に「HEADBAND」と記載されている、Moebiusのハチマキ。

    しかも、こちらは袋に入ったまま残っています。

    さすがに約40年前のApple II用ゲームから、こういう布製の付属品が袋入りの状態で出てくるとは思いませんでした。

    下にはOrigin SystemsのBusiness Reply Cardも残っています。

    大きなポスターも残っていた

    そしてもう一つ。

    折り畳まれていた大型ポスターも残っていました。

    忍者や剣士たちが戦う大きなイラストで、下には、

    “The mind focused – The body unleashed.”

    というコピー。

    折り目や経年はありますが、これだけ大きな紙物が一緒に残っていたのは嬉しいところです。

    40年近く経ってから中身を見る面白さ

    1985年のゲームなので、2026年現在では約40年前の作品になります。

    ゲームそのものはもちろんですが、こうして箱、冊子、リファレンスカード、ポスター、返信カード、そしてハチマキまで見ていくと、当時のPCゲームが「箱を開けるところから作品だった」ことがよく分かります。

    特にMoebiusは、東洋的な世界観をパッケージ全体で表現していて、Origin Systemsらしい凝った作りです。

    今回確認できた範囲では、付属品もかなり残っていました。

  • 【Episode 1】箱を開けて最初に出てきたのは「Ultima IV」だった

    【Episode 1】箱を開けて最初に出てきたのは「Ultima IV」だった

    前回のEpisode 0では、長い間しまわれていた古いPCゲームを整理し始めたところまで書きました。

    そして今回から、実際に中に入っていたゲームを1本ずつ見ていきます。

    最初に紹介するのはこれ。

    Ultima IV: Quest of the Avatar

    Apple II版です。

    名前くらいは聞いたことがありましたが、正直なところ自分はこの時代の海外PCゲームにはそれほど詳しくありません。

    なので最初に箱を見たときも、

    「ウルティマか。これは知ってるぞ」

    くらいの感覚でした。

    ところが、箱を開けて中身を確認していくと、ちょっと印象が変わってきます。

    まず驚いたのが、この箱

    今のゲームしか知らない感覚で見ると、ゲームソフトの箱というより、海外の古いボードゲームかTRPGのセットみたいです。

    表には大きく、

    Ultima IV
    Quest of the Avatar

    そして右下には、

    Apple II / 64K Required

    の文字。

    40年以上前のものと考えれば、箱の状態もかなり残っているように見えます。

    多少のスレなどはありますが、絵柄や文字もしっかり確認できます。

    こういう箱を眺めているだけでも、今のゲームとは全然違いますね。

    箱を開けてみる

    そして中を確認してみると、さらに驚きました。

    今のゲームなら、ケースの中にディスクやカードが入っているくらいのイメージですが、これはまるで違います。

    布製のマップ、何冊もの冊子、そして小さな金属製のアイテム。

    「ゲームを買った」というより、
    冒険に必要な道具一式が箱に詰め込まれているような感じです。

    まず目に入ったのが、この布製マップ

    紙ではなく、布に印刷された大きなマップです。

    広げてみると、これだけでも一つのゲームグッズとして成立しそうな作り。

    40年以上前のものとは思えないほど色もしっかり残っていて、細かな地名やイラストまで確認できます。

    こういう付属品を実際に手に取ってみると、当時のPCゲームが「箱を開けるところからゲームだった」という感じが少し分かる気がします。

    そして、まだ入っていました。

    次に出てきたのが、何冊もの冊子です。

    何冊も入っている冊子

    最初に手に取ったのが、この「Book of Mystic Wisdom」。

    表紙からして、ゲームの説明書という感じがあまりしません。

    中を開いてみると、文章だけではなくイラストも入っていて、ゲームの世界そのものを一冊の本にしたような作りです。

    しかも、これだけではありません。

    この箱には、ほかにも「The History of Britannia」などの冊子が入っていました。

    今ならゲーム内のメニューやオンラインマニュアルに収まりそうな情報を、こうして実物の本として読む。

    この時代ならではの面白さを感じます。

    実際に中を開いてみると、こんな感じです。

    イラストまでしっかり描かれていて、単なる操作説明書とはかなり雰囲気が違います。

    さらに「The History of Britannia」

    もう一冊、目を引いたのがこちら。

    「The History of Britannia」。

    タイトル通り、ゲームの舞台となるBritanniaについて書かれた冊子のようです。

    ゲームを始める前から、こうした本を読みながら世界観に入っていく作りだったのでしょうか。

    中を開いてみると、こちらもかなりしっかり作られています。

    そして、一番気になったもの

    冊子やマップだけでも十分驚いたのですが、さらに箱の中からこんなものが出てきました。

    最初に見たときは、

    「これもゲームの付属品なの?」

    と思いました。

    小さな金属製のアンクです。

    このアンクも付属品だった

    調べてみると、このアンクもUltima IVに付属していたもののようです。

    ゲームの世界に登場するものを、実際の金属製アイテムとして箱の中に入れてしまう。

    布製マップや冊子もそうですが、ここまで来ると単なるゲームソフトというより、ひとつの「世界」を箱に詰め込んだように感じます。

    正直、このあたりから、

    「昔のPCゲーム、思っていたよりずっと面白いぞ」

    と思い始めました。

    そこで、Ultima IVについて少し調べてみた

    Ultima IV: Quest of the Avatarは、1985年に登場した作品。

    シリーズを生み出したRichard Garriott氏は、「Lord British」の名前でも知られているそうです。

    面白いのは、単純に敵を倒して世界を救うだけではなく、「徳」をテーマにした作品だということ。

    正直、自分は今回この箱を開けるまで、そんなゲームだとはまったく知りませんでした。

    40年以上前のPCゲームなのに、箱や付属品を見ているだけでも、かなり作り込まれていることが分かります。

    「ほかのゲームも中を見てみたい」

    そう思うには十分でした。

  • 【Episode 0】押し入れから出てきた、40年近く前のレトロPCゲームたち

    引っ越しに向けて自宅の整理をしていたときのこと。

    押し入れの奥から、長い間そのままになっていた箱が出てきました。

    中に入っていたのは、昔、知人から譲り受けた古いPCゲームや、その箱、説明書、マップなどの付属品。

    譲り受けてから長い年月が経っていますが、ほとんど確認することもなく、そのまま押し入れで保管していました。

    今回、引っ越しをきっかけに久しぶりに箱を開けて、一つずつ中身を確認してみることにしました。

    Apple IIなど、今ではなかなか見かけないゲームたち

    整理を始めてみると、Apple IIなど、現在ではなかなか実物を見る機会のない時代のPCゲームがいくつも出てきました。

    箱を開けてみて特に面白かったのが、当時のPCゲームのパッケージです。

    現在のゲームとはかなり違い、説明書だけではなく、布製のマップや冊子、カード、小物など、タイトルによってさまざまなものが入っています。

    ゲームを遊ぶためのソフトだけではなく、箱の中に入っているもの全部で一つの作品を作っていたような感じがあります。

    長期間保管していたため、自分自身も「こんなものが入っていたのか」と初めて気付くものがありました。

    せっかくなので、一つずつ調べてみる

    正直なところ、すべてのゲームについて詳しく知っているわけではありません。

    そこで今回の整理をきっかけに、

    「これはどんなゲームだったのか?」

    「この付属品は何に使われていたのか?」

    「当時はどのような形で販売されていたのか?」

    などを、一つずつ調べてみようと思っています。

    そして、せっかく今まで残ってきたものなので、箱や説明書、マップ、当時の付属品などを写真に残しながら、このブログでも少しずつ紹介していく予定です。

    40年前のゲームを、今改めて見てみる

    現在のゲームしか知らない人からすると、不思議に見えるものもかなりあると思います。

    逆に、当時実際に遊んでいた人にとっては、

    「懐かしい!」

    と思うものが出てくるかもしれません。

    自分自身も整理しながら調べていくので、どんなものが出てくるのか楽しみです。

    まずは、この押し入れから出てきた古いPCゲームたちを、一つずつ見ていこうと思います。

    Episode 1へ続く。